Redster S9i PRO
S9 FISをベースにした高性能ショートターン枠。技術選や高速域を意識するユーザー向けとして見る。
出典: Atomic Catalog 25/26 PDF p.11 (left)
メーカー公式スペックでスキー板・ギアを横断比較する日本語データベース
Official Model Guide
Atomicの掲載DBは25/26で統一しています。この記事では25/26公式PDFを年式の基準にし、Redster iのレース由来テクノロジー、Maverick/Maven CTIの山全体を滑る設計、Bent/Backlandのフリーライドとツアーの分岐を読みます。26/27とは混ぜず、25/26公式PDFで確認できるモデルだけを紹介します。
Brand Profile
Atomicを読む入口は、Redsterに代表されるレース/オンピステの速度感です。25/26公式PDFでも、Redsterの章は「Faster. Always」という言葉とレーサーの滑走イメージから始まり、まず速さ、エッジグリップ、振動吸収、ターン後半の加速を中心にブランドの芯を見せています。
ただしAtomicは、レース板だけを作るブランドではありません。25/26の構成を見ると、Redsterで作った正確さを、Maverick/Mavenでは山全体を滑る安定性へ、Bentでは地形やパウダーで遊ぶ自由度へ、Backlandでは登行を含む軽さへ展開しています。シリーズ名だけでなく、どの雪面でスピードを維持したいのか、どこで浮力や軽さへ振っているのかを読むと整理しやすいです。
日本の店頭で比較されやすいのはRedsterの基礎/デモ系と、Maverick/Maven、Bent、Backlandの山側ラインです。Redster内でもFIS、RS、i、Q、X、Cloudは混ぜずに見る必要があります。FIS/RSは競技寄り、iは国内基礎・デモの上位、Q/Xはゲレンデ内の対応幅、Cloudは女性向けオンピステとして分けると、モデル名の近さに引っ張られません。
公式サイトから確認したポイント
この記事は公式サイト・公式PDFの文脈をもとに編集しています。モデル画像は公式サイト/公式PDF由来でローカル保存済みのものだけを使用します。
25/26 Topic 01
25/26で最初に見るべき更新はRedster iです。公式PDFはRedster i Technologyを独立した図で説明し、新世代Revoshock、Carbon Boost、Full Flex、カルバポプラウッドコアを一つの設計として見せています。単に硬い板というより、荒れたバーンでもスキーを落ち着かせ、ターン後半に加速感を返す方向のアップデートとして読むのが自然です。
S9i PROはFIS系のショートターン性能を国内基礎・技術選の速度域へ寄せた上位、S9i Revoshock Sはプレミアムなショートターン、Q9i Revoshock SはRedsterらしい反応を少し広い雪面対応へ広げるモデルです。Redsterを一括りにすると選びにくいので、SL的な切り返し、基礎の高速域、荒れ雪への対応幅を分けて見る必要があります。
S9 FISをベースにした高性能ショートターン枠。技術選や高速域を意識するユーザー向けとして見る。
出典: Atomic Catalog 25/26 PDF p.11 (left)
新世代Revoshock SとCarbon Boostを備えたショートターンの中心モデル。安定感とクイックさを重視。
出典: Atomic Catalog 25/26 PDF p.11 (left)
Q系の幅とRedster iの技術を組み合わせたゲレンデ万能寄り。荒れた雪や広いターンも含めて見る。
出典: Atomic Catalog 25/26 PDF p.11 (left)
25/26 Topic 02
MaverickとMavenは、Atomicのオールマウンテン側を担うラインです。公式PDFではHRZN 3Dが、チップの表面積を増やして深雪コンディションで浮力を高める技術として説明されています。Maverick/Maven用のHRZN 3Dチップはウッドで補強されており、軽いパウダーだけでなく荒れた雪での安定も狙っています。
Maverick 96 CTIは、ゲレンデ脇、荒れ雪、軽いパウダーまで一本で見たい人の基準幅です。Maven 94 CTIは、Maven側の上位として、軽さだけでなくパワーと安定も持たせた女性向けオールマウンテンとして整理できます。Redsterのように硬いバーンの精度だけを見るのではなく、雪面が変わってもスピードを落とさずに抜けるためのラインです。
96mm幅のCTI。Maverick/Maven側の山全体を滑る設計を見る基準モデル。
出典: Atomic Catalog 25/26 PDF p.16 (left)
Mavenの上位幅。軽さだけでなく、CTIによるパワーと安定を持たせた女性向けオールマウンテン。
出典: Atomic Catalog 25/26 PDF p.16 (right)
25/26 Topic 03
BentとBacklandは、どちらもRedsterとは違う山側のラインですが、役割はかなり違います。Bentは地形、パウダー、フリースタイルの遊びを含めたフリーライド寄り。Bent Chetler 120を頂点に、100/90/85やジュニアまで広がり、浮力と扱いやすさのバランスで選ぶシリーズです。
Backlandは、登って滑ることを含めた軽量ツアー寄りです。Backland 109/102/95/88/85のように幅の選択肢はありますが、Bentよりも登行効率と軽さを意識して読みます。同じHRZN 3D系の文脈が出てきても、Bentは遊び、Backlandは移動を含めた山行という違いを崩さないことが重要です。
120mm幅のBent系旗艦。HRZN 3D BentとPowder Rockerで、深雪の浮力と遊びを重視するモデル。
出典: Atomic Catalog 25/26 PDF p.17 (left)
100mm幅のBent。深雪専用ではなく、ゲレンデ外や地形遊びも含めた現実的な比較軸になる。
出典: Atomic Catalog 25/26 PDF p.17 (left)
109mm幅ながら軽量設計。浮力とツーリング効率を両立させたいBackland側の代表モデル。
出典: Atomic Catalog 25/26 PDF p.17 (right)
Representative Models
代表モデルは、Atomicの顔が一方向に偏らないように選びます。Redster S9 Revoshock Sはゲレンデでのスピードとターン精度、Maverick 96 CTIは山全体の対応力、Bent Chetler 120はパウダーと地形遊び、Backland 109は軽量ツアーと浮力のバランスを見る入口です。
Atomicを「競技ブランド」とだけ見ると、BentやBacklandの意図が見えにくくなります。公式PDFでは、Redsterの精密さ、Maverick/Mavenの雪面対応、Bentの遊び、Backlandの登行効率がそれぞれ違う目的で並んでいます。比較ページでは、同じAtomicでも使う場所が違うモデルを混ぜず、用途ごとに切るのが重要です。
Redsterのゲレンデ向けショートターン代表。速さとグリップをAtomicらしさの基準として見る。
出典: Atomic Catalog 25/26 PDF p.12 (right)
96mm幅のCTI。Maverick/Maven側の山全体を滑る設計を見る基準モデル。
出典: Atomic Catalog 25/26 PDF p.16 (left)
120mm幅のBent系旗艦。HRZN 3D BentとPowder Rockerで、深雪の浮力と遊びを重視するモデル。
出典: Atomic Catalog 25/26 PDF p.17 (left)
109mm幅ながら軽量設計。浮力とツーリング効率を両立させたいBackland側の代表モデル。
出典: Atomic Catalog 25/26 PDF p.17 (right)